鼻どり田公園は住宅街と京王線の線路に挟まれた、こじんまりした公園です。京王線南平駅から、線路沿いに徒歩4分ほどの場所にあります。
目次
基本情報
大きさ | 451.52㎡ |
遊具 | ブランコ、砂場 |
水道 | あり |
ベンチ | あり |
トイレ | × |
駐車場 | × |
遊具
公園の遊具は以下のとおりです。
・ブランコ
・砂場
↓塗装の剥げが古さを物語っています。
公園のようす
すぐそばには住宅が立ち並び、狭い公園なので遊び方は限られそうな公園です。
遊ぶ子どもはあまりいないけど駅が近いので、人の往来はそこそこある印象。
↓ベンチの座面は木製で、年季が入っています。
動物モチーフのベンチ
↓羊をモチーフにしたベンチでしょうか?古代の神話に出てくるような生き物を連想させます。
電車
公園のすぐ近くを線路が通っているので、電車が好きな子どもにはうってつけの場所。
↓京王線の電車が間近で見られます。
由来板
↓日野市の公園ではよく見かける、公園名の由来板です。
この付近の水田の名前が、「鼻どり田」だったという説明です。
昔の田植えでは、5,6月ごろの田んぼを起こす作業や水を張った田んぼをならす時に、牛馬が使われたという事で、牛馬を誘導する役割を鼻どりと言うんですね。
機械化が進む昭和の中頃までは、牛馬と人の手で田んぼの作業を行なっていたそう。
三島市郷土資料館さんのサイトを拝見したところ、三島宿の民話として『鼻どり地蔵』というのがあるそうです。
民話は、田植えで忙しい時期に、鼻どりをする人手がいないという内容から始まっています。
鼻どりは子どもや女性が担当したと由来板にあるので、他の仕事と比べ重労働ではなかったようです。
それでもなり手がいないくらい忙しかった、という昔の農業に対しての印象が残りました。
公園の近くにあった水田が、「鼻どり田」と名付けられた経緯は分かっていないようですが、三島宿の民話のような物語が、むかしは何かあったのかも知れませんね。
↓公園の一角に無造作に咲いていたスイセン。