北野台中央公園は、北野台の閑静な住宅街にある、少し大きめの公園です。近くには小学校や商店があります。京王線北野駅から南へ徒歩30分くらい、JR片倉駅からは徒歩23分くらいの場所に位置しています。
基本情報
大きさ | 約15,000㎡ |
遊具 | すべり台、砂場、ブランコなど |
水道 | あり |
ベンチ | あり(あずま屋◯) |
トイレ | あり(男女兼用) |
駐車場 | × |
近隣 | 打越碁石坂公園 |
遊具
公園にある遊具は以下のとおり。
・すべり台
・ブランコ
・砂場
・ロッキング遊具
・健康遊具
・ボルダリングの壁
遊具同士の距離が少し空いていて、のびのび遊べる開放感のある印象です。
前日に雨がふったため、ブランコやすべり台のまわりは水たまりが出来ています。水はけは良くないみたいで、雨上がりにはちょっと遊びにくいですね。
健康遊具が数点、砂場の近くに点々と設置されています。
ボルダリングの壁は高さが低く、子ども用のようです。
公園のようす
公園のまわりは住宅街で、落ち着いた雰囲気です。すぐ近くに小学校があり、下校時刻には賑わいそう。
彫刻
彫刻のまち八王子!北野台中央公園にも彫刻があります。
↓公園の正面玄関に横たわる、丸いフォルムの裸婦。
設置が昭和51年とあり、もう50年近く時間が経過している彫刻なんですね。
調べてみると、桜井敏生さんの娘である桜井由子さんが、岡山県津山市西今町で築200年の古民家を改装し、カフェ&ギャラリー&民泊「NishiIma25」のオーナーをしているそうです。
「NishiIma25」のHPはこちら。
桜井敏生さんの作品に、お目にかかれるかも知れません。
西今町は、JR津山駅から徒歩で20分くらいの場所にあります。明治から大正に栄えていた町で、その時代に建てられたと思われる家屋が、今でも残る街並みなのだそう。
↓公園に入り、石段を登ると石垣に囲まれた広場が。ちょっとしたステージのよう。
↓ステージをおりると芝生エリア。石垣ステージは離れて見ると、丘のように、少しだけ盛り上がっています。
↓ケヤキやモミジバフウなど、背の高い木の間に歩道が敷かれて、いい散歩道です。
植物
公園で見かけた植物について。
モミジバフウ(フウ科)
↓晩秋に訪れた際には、モミジバフウが赤や黄色に色づいていました。
葉は、手のひらと同じか、ちょっと小さいくらいのサイズ。グラデーションの紅葉が美しいのですが、落葉するのが早いそう。
モミジといえば、イロハモミジでカエデ科カエデ属。モミジバフウのフウは「楓」と書く。「モミジバフウ」の名前だけ見ると「カエデカエデ」ということに?
実際はフウ科で、カエデとは種類の違う植物でした。葉の形は似ているけれど、葉のつき方や実の形など様々な違いがあります。
楓を「カエデ」ではなく「フウ」と読むものは、マンサク科フウ属の植物を指すようです。なお、フウ科は以前は、マンサク科に含まれており、新しい分類体系でフウ科となりました。
モミジバフウの実は、トゲトゲしく特徴ある形で、リースの材料にもなります。公園を訪れた時には、実が落ちているのをまだ見かけませんでした。
↓後日、八王子市内を歩いていると、街路樹の下にたくさん実が落ちていたので、1つ拾ってみることに。
虫を除去するために煮出したら、煮汁が茶色くなり、いい香りが減ってしまった。
でも、ぐつぐつ煮ても形が崩れない丈夫な実です。虫対策したので長持ちしそう。
マメツゲ(モチノキ科)
↓石垣ステージの近くには、マメツゲと思われる低木に、たくさんの実が生っていました。
マメツゲはマメイヌツゲとも言い、イヌツゲの園芸品種です。葉っぱが丸っこいので、画像はマメツゲかと思われます。
マメツゲの種を蒔いたらイヌツゲになるので、増やすには挿し木するしかないそう。元はイヌツゲとはいえ、種を蒔いたら違う品種になるとはおもしろい。
ちなみに「イヌツゲ」の名前の由来、調べてみると「ツゲ」という植物はツゲ科なので、まったく種類が違います。葉が似ていることから「イヌツゲ」となったようです。
「ツゲ」は、緻密な細工物などに使われ、重宝される材木です。そこに「役に立たない」という意味合いの「イヌ」を足して、役に立たないツゲに似ている植物、ということで「イヌツゲ」と命名されたらしい。
植物の名前に「イヌ」が付いていても、犬に関連しないことが多いようです。何かに似ていても違うものだったり、役に立たなかったりすると、「イヌ」を冠してしまうんですね。
アクセス
京王線北野駅から京王バス「八王子駅南口」行き、バス停「公園前」下車すぐ。
鉄道駅から公園までは距離があり、バスの利用が便利です。
駐車場はありません。※八王子市公式HPより
↓公園内には駐車スペースがありますが、公園入口に柵がしてあり利用不可でした。