福生南公園は、多摩川に隣接している公園で、川向こうの山々が見える風光明媚な場所にあります。JR拝島駅から、徒歩15分ほどの距離にある公園。
基本情報
大きさ | 約61,322㎡ |
遊具 | 複合遊具、アスレチック遊具など |
水道 | あり |
ベンチ | あり(あずま屋◯) |
トイレ | あり(車椅子対応トイレ◯) |
駐車場 | あり(無料88台) |
自販機 | あり(公園管理事務所近く) |
BBQ施設 | あり(無料) |
園内マップ
↓南北に長い公園です。
駐車場
↓都道7号線から公園内の道路へ入り、レンガの広場のロータリーを進んだ先に、駐車場があります。
駐車場は公園の北側に位置しています。ここから歩いて、南の端まで行って帰ってくると、1.5kmくらい歩くのでいい運動になります。
遊歩道
↓公園内の通路は、自転車専用と歩行者専用で分けられていて、安心して通行できます。
トイレ
↓ロータリーにはトイレあり。入り口まで階段をのぼるので、ベビーカーや車椅子などに対応していないトイレ。
トイレといえば、欧米の公衆トイレでは有料の場合が多いようです。
無料で使えて、清掃が定期的にされていて、紙までついてる(場合もある)日本のトイレはありがたい存在です。
ただ、上の画像の公衆便所は薄暗く人目に隠れる部分も多く、積極的に利用しようとはならず。
この公園に限らず、公衆トイレは、衛生的な面や防犯面が気になり、入りにくい場所ではあるけど、
最近では、人の出入りがわかりやすく、明るく清潔な雰囲気のトイレも多いので、昔に比べると随分使いやすくなったなあと感じます。
↓いきいき広場のトイレには、誰でもトイレもあり。
おひさま広場
おひさま広場は芝生の広い敷地があり、多摩川の対岸に山々が望め、のんびり出来る場所です。そして所々に、健康遊具などが置いてあります。
↓多摩川の向こうに、連なる山が見えます。数多くはありませんが、ベンチもいくつかあります。視界が開けていて、非常に気持ちが良い場所。
対岸にパチンコ屋さんは見えるものの、東京でもここまで多摩川の上流に来ると、のどかな風景が広がっています。
木陰になるような部分がほとんどないので、夏場は日差し対策をしたいところ。
遊具
↓3人乗りのスプリング遊具は、オートバイを模した形に見えます。
↓スプリング遊具のお隣には、背伸ばしベンチと腹筋ベンチがありました。
↓あまり見かけない形状の健康遊具も。
じゃぶじゃぶ池・ビオトープ
↓夏場にうれしい、じゃぶじゃぶ池。ひょうたんの形になっていて、近くを流れる下の川につながっています。
↓水の流れは、ビオトープから多摩川へと続いているようです。
この公園のビオトープは、丸太で柵が作られています。どこがビオトープとして保全されているのか分かりやすい。
公園内にビオトープや自然のままに近い小川があると、生き物を観察することが出来ていいですね!
遊具で遊ぶだけが公園ではないと、つくづく感じます。
ビオトープとは
ビオトープというのは、さまざまな意味で使われることがあるようです。
その場所で成り立つ生物達とその環境のことや、生物が生息しやすいように保全されていたり整えられたりした環境のこと、と私は解釈しました。
ちびっこ広場
おひさま広場からビオトープを挟んで、ちびっこ広場に続きます。
遊具
ちびっこ広場にある遊具の種類は以下のとおり。
・ブランコ
・複合遊具
・砂場
・スプリング遊具3つ
複合遊具にあるすべり台、高さはないけれど、ステンレスのツルツル滑走面で、よく滑ります。勢いついて、尻で地面に着地します。
花だん
↓遊具の近くには花壇があり、いろんな花が植えられていました。
↓花だんのヒャクニチソウ(キク科)。
メキシコ高原原産の花で、夏から秋の長い間咲くので、この名前がついたそうです。
キク科の花は、頭状花序という特徴を持っています。花びらの1枚が小花として、小花が集まって上の画像の花を形成しています。
もとは花びらひとつひとつが、枝分かれしたひとつの花であったところ、それが集まってこのような美しい姿に変化して行ったのですね。
花びらを分解したら、それぞれにちゃんとおしべとめしべがあるということなので面白い。
肌寒くなってきた時期なので、さすがに多くの花は枯れてきていました。
スポーツ施設
↓福生南公園には、野球場とテニスコートがあります。
野球場とテニスコートを利用する際には、利用者専用駐車場が近くにあるので便利です。
バーベキュー場
テニスコートの隣にはバーベキュー場があり、事前予約して無料で利用できます。
予約は、福生南公園管理棟で、直接手続きが必要です。
詳しくは、福生市の公式サイトをご確認ください。サイト内検索で「バーベキュー」を検索すると手続きの詳細確認できます。
直火は禁止。公園で設置しているかまどが、7基あるので、そちらを使用するとのこと。
↓テーブルと椅子もありますが、2つか3つだったかな?かまどと同数ではありませんでした。
多摩川の河原
バーベキュー場の近くから、多摩川へ通じる踏み跡があり、河原へ出られました。
↓河原には小石がゴロゴロ、草も結構生えています。
↓多摩川の流れを見ながらのんびりできます。
水面と河原の高さが同じくらいなので、増水時には危険な場所になりますね。
北側の、駐車場に近い場所から河原に出れば、草ボーボーじゃなくもっと視界がひらけた河原があるようです。(そっちは行かなかった)
冒険広場
冒険広場にはアスレチック遊具が並んでいて、広い芝生や健康遊具もあるので、思う存分運動できる場所になっています。
↓アスレチック遊具が連なっているから、端から順番に攻略していくのが楽しそう。
↓ターザンロープもあります。子どもの頃は、ターザンロープが楽しくてしょうがなかったもので、今でも遊びたくなります。
↓広場の端の方には、健康遊具が各種設置されています。
福生南公園には、健康遊具が点在しています。
ウォーキングでぐるっと1周しながら、健康遊具をこなしていけば、楽しく運動ができそう。
植物
多摩川河川敷や遊歩道には、桜並木があります。
桜並木からセンダンの並木に変わる部分もあり、この時期(画像は10月)は実をつけていました。
センダン(センダン科)
センダンの木に、実がたくさんなっているのが見えました。熟すと黄色くなりますが、この時はまだ青々としていました。
センダンの実は薬用に用いられたり、樹皮や葉には防虫の用途があったりと、色々と役立つ樹木です。
実は薬としての利用はあるものの、食べると中毒を起こしてしまうらしい。毒にも薬にも、ってやつですね。
↓11月に訪れた時に見たセンダンの実は、黄色くなりかけていました。
近隣について
水鳥公園
↓福生南公園の南端から、水鳥公園に繋がっています。
↓水路を隔てて、福生市と昭島市が分かれている。
水鳥公園は、遊具などは何もなく、河川敷の一部のような公園。水鳥公園の名のとおり、鳥の鳴き声がよく聞こえ、バードウォッチング出来そうでした。
通路をサイクリングをしている人は多いけれど、歩いている人は少なく、ちょっと寂しい雰囲気でした。
啓明学園 北泉寮
水鳥公園を出て、ぷらぷら道なりに歩いていると、啓明学園の敷地があり、そのなかに、かなり存在感のある日本家屋があるのを見かけました。
どうして学校のなかに、このような建物があるのか不思議だったのですが、どうやら啓明学園の「北泉寮」という、東京都指定有形文化財に指定されている建物のようです。
中に入ってみることは出来ないので、道路から見えた少し見えた建物が「北泉寮」なのか、もっと奥に何かあるのか不明。
以前は、一般公開している日もあったようですが、現在は一般公開は終了したとのこと。
ベーカリーピッコロさん
公園内には飲料自販機がありますが食べ物の売店はなかったので、ピクニックするなら弁当持参になります。
近隣でお弁当を購入するなら、公園から徒歩10分ぐらいでコンビニあり。
↓公園から徒歩15分くらいの場所には、パン屋さんがあったので、散歩しながら寄ってみました。
地場産卵を使用しているという、「たまごまる」を購入しました。たまごの風味があり、甘みもあるパンで素朴な味わい。
おやつ感覚のパンでしたが、美味しくて一気にぜんぶ食べてしまった!