さいかちぜき公園は、皁莢(サイカチ)と堰(せき)が名前の由来の公園。浅川の堤防すぐ近くに位置しています。京王線長沼駅から浅川にかかる長沼橋を渡って、徒歩10分かからないくらいでたどり着きます。
基本情報
大きさ | 1,415㎡ |
遊具 | 回転式ジャングルジムなど |
水場 | あり |
ベンチ | あり |
トイレ | × |
駐車場 | × |
公園の近くには浅川が流れていて、駅から公園へ向かう橋をわたる時には、自然が多く残る風景を見られます。
遊具
公園の遊具は以下のとおり。
・木製のすべり台
・金属のすべり台
・ロッキング遊具
・回転式ジャングルジム
・ブランコ
・砂場
・鉄棒
回転式ジャングルジム(グローブジャングル)
公園には、昔なつかしい回転式ジャングルジムが置いてありました。まだ現役で動くようです。
なつかしいと思うのは、小さいころ、近所の公園にこの遊具があったから。人気遊具で順番待ちがあたりまえでした。
あまり見かけなくなった理由として、1本しかない支柱が古くなって支えられなくなったら、大きな事故につながる恐れがあるためらしい。メンテナンスにも結構なコストがかかるようで、今では固定されていたり撤去されている所も多いですね。
そのかわり現在では、エキサイティングな大型の複合遊具を置いている公園がどんどん増えています。子どもの頃にあったなら、楽しかっただろうなぁ…!
その他の遊具
ブランコやすべり台や砂場などは、よく見かけるタイプのものが設置されていました。
砂場には、動物の糞尿を防ぐ用途と思われる、ネットがありました。木陰になっていて、ベンチや水道も近くにあり、小さい子どもを遊ばせやすい。
あとはパンダのロッキング遊具が1つ。ロッキング遊具はスプリング遊具とちがい、バネではなく振り子運動で動くもの。
ロッキング遊具の方が少ない力で揺らすことができたり、耐久性が高かったり、といった利点があるそう。
動物がモチーフになっていると、公園が明るい雰囲気になっていいですね。
公園は浅川のすぐ近くにあるので、住宅街のなかにありながら、ひらけた景色を見ることもできます。
浅川は、自然を生かして水を浄化している川です。都会で見ることが多い、川底や岸など三面をコンクリートで固められた川では無いので、水が澄んでいるように感じます。
多摩川より流れもゆるやかで浅いので、比較的安全に川遊びが楽しめます。
公園名の由来のサイカチ
名前の由来は、画像の日野市役所公園緑地課による案内板に、詳しく記載されていました。
サイカチはマメ科の植物で、幹や大枝に枝が退化したトゲがあります。刺さると痛そうで、とてもじゃないけど木登りはできないですね。昔は、トゲを腫れもののウミを出すのに使っていたそう。
秋には豆果(マメ科の果実であるタネとサヤのこと)がなりますが、訪れた9月にはまだ見られないようでした。
サイカチの莢(さや)には、サポニンが多く含まれ界面活性作用があり、洗剤がわりに利用できます。実際、石けんが入手できない時代にはよく代用されていたようです。市販の洗剤よりも洗浄力は劣るようですが、現在のように便利なものが無い時代には重宝されていました。
『妻、小学生になる』のロケ地
公園とちかくの堤防は、『妻、小学生になる』のロケ地だったそうです。
「だったそうです」というのは、『妻、小学生になる』を見ていなかったので知らなかった…。ドラマの題名がインパクトあり、内容が気になるところ。
日野市の公園で、ドラマのロケで使われた公園を前にも訪れたことがありました。意外と日野市の公園がロケ地になっている。これからもまだまだ発見できそうな気がします。
好きなドラマや映画のロケで使われた地を巡るのも、散歩のひとつの楽しみかたですね!